ごあいさつ

 八戸小中野幼稚園は昭和14年(1939年)に青森県の認可を受けた、八戸市内でも古い幼稚園の一つです。実際には昭和2年(1927年)から、現在地で幼稚園を開園し、それ以来90年ずっとこの場所で幼児教育の働きを継続してきました。

 また、八戸小中野幼稚園は最初からキリスト教の教会と共に歩み、現在も日本基督教団八戸小中野教会と密接な関係を持っています。そのために、すべての子どもをありのままに受け止め、一人一人を大切にするキリスト教保育を行い、入園を希望する子どもたちをみな受け入れてきた歴史を持っています。

 八戸小中野幼稚園は、昔から小中野の地域と共に歩んできた地域密着の幼稚園でもあります。現在もお向かいにある小中野小学校とはさまざまな機会に交流を持ち、行き来をしています。地域の公共施設や高齢者施設を訪問し、職員や利用者のみなさんとの交流もしています。近隣を散歩する機会が多く、小中野地域の四季の自然や町のようすを学びます。幼いうちからこの地域を知り、親しみを持って育つ経験はかけがえのないものとなるでしょう。

 八戸小中野幼稚園は、園児数が非常に多い時代もありましたが、現在は少人数での保育の良さを生かした教育を特色としています。子どもたちがお互いを理解し合い、幼稚園の教師が園のすべての子どもたちと関わりながら、毎日を過ごしています。ありのままに受け入れられ、愛される経験を通して生きる力や前向きに進む意欲を育んでいきます。